サイレントアスカ（2014年生、母クイックリトルミス）

サイレントアスカ（2014年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父父名より＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時13歳）と交配したクイックリトルミスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、髙野哲によって3,240万円で落札された。

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月5日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったクリアザトラックに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2017年）

1月22日、中4週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、レッドリボンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたエンドレスコール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月10日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月5日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスズカスマートに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2018年）

12月2日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

5歳（2019年）

2月9日、中7週で迎えた11戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って最後はブルベアクワイと並んで7着同着となった。

2月24日、中1週で迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

4月13日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

5月18日、中4週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた14戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、若葉特別（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月1日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた15戦目は、鶴見岳賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた16戦目は、向暑特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月4日、中6週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた17戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 B（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月6日、中8週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた18戦目は、神無月特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

11月24日、中6週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた19戦目は、木枯らし賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。