ノースリヴァー（2004年生、母ビンゴビクトリー）

ノースリヴァー（2004年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「北の川。北上川を連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時11歳）と交配したビンゴビクトリーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着3回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大栄牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって766.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、佐藤壽男によって1,732.5万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月9日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3歳（2007年）

1月13日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に敗れた。

7月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るウエスタンオーザを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2008年）

3月8日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したセフティバーニングにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月29日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したテイエムカチボシに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月4日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

6月28日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

7月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のフィクシアスに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月25日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のタイランドカップ（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったブーケフレグランスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5歳（2009年）

2月22日、中9週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に敗れた。

4月12日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月7日、中7週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

6歳（2010年）

5月8日、約11か月の休養明けで迎えた20戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

7月18日、中9週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

9月26日、中9週で迎えた22戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

12月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7歳（2011年）

3月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（7戦1勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

5月1日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。