ヴェイパーコーン（2010年生、母ミスエアクラフト）

ヴェイパーコーン（2010年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「飛行機の速度が音速と同じくらいの時に機体の周りにできるリング」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時11歳）と交配したミスエアクラフトが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、地方19戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

グリーンファーム愛馬会にて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月22日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

8月18日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月6日、中6週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

12月8日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

3歳（2013年）

1月13日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

2月16日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく16着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったシンボリジャズに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた10戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

7月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレッドルーファスに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

10月19日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた15戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2014年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（7戦1勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた19戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

8月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた21戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、野分特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた22戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、白露特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、みずがめ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた24戦目は、都電とバラの街あらかわ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた25戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、初霜特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた26戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、サンクスナイト賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた27戦目は、ジルベスター特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5歳（2015年）

2月2日、中4週で迎えた28戦目は、春麗特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3月20日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた29戦目は、若葉特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた30戦目は、こじし座特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で早田秀治騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた31戦目は、緑風特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で早田秀治騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた32戦目は、牡丹特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で早田秀治騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた33戦目は、万緑特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で早田秀治騎手（7戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた34戦目は、夏至特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で早田秀治騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた35戦目は、彦星賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で早田秀治騎手（9戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2四五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で早田秀治騎手（10戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で早田秀治騎手（11戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で早田秀治騎手（12戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた39戦目は、あうる賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で早田秀治騎手（13戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。