フジヤマリジェント（1993年生、母カツクインカール）

フジヤマリジェント（1993年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時12歳）と交配したカツクインカールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、中央障害25戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の障害5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

12月3日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3歳（1996年）

1月7日、中4週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

3月2日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、タヤスビックオーにアタマ差交わされて2着となった。

3月24日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい16着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

7月21日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岸滋彦騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

8月31日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岸滋彦騎手（7戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

10月5日、中4週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岸滋彦騎手（8戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた13戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は村山明騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、メインストリームにクビ差交わされて2着となった。

12月7日、中2週で迎えた15戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（1997年）

1月18日、中5週で迎えた16戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月1日、中1週で迎えた17戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた18戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーロードから2馬身差の2着となった。

3月2日、中1週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイイデストロンガーに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月16日、中1週で迎えた20戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月28日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で林満明騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月11日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で林満明騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で林満明騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったイチエイクインから6馬身差の2着となった。

11月22日、中3週で迎えた26戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1998年）

1月10日、中3週で迎えた28戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた29戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のノーザンテリトリーに4馬身の差をつけて制した。

2月7日、中1週で迎えた30戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月14日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 曇/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で林満明騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（12戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月9日、中7週で迎えた33戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（13戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた34戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3930m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（14戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月17日、約5か月の休養明けで迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は出津孝一騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた36戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 小雨/稍重）に56kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた37戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は出津孝一騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（1999年）

1月9日、中6週で迎えた38戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（15戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた39戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた40戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（16戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。