ケイジーウィンザー（2008年生、母シーキングハーフォーチュン）

ケイジーウィンザー（2008年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋英国の城名」。毛色は栗毛。種牡馬のアッミラーレ（当時11歳）と交配したシーキングハーフォーチュンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着3回、中央障害2戦1勝。主な勝ち鞍は2013年の利根川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月9日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 雨/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

12月5日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったニーロに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3歳（2011年）

4月30日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のベルウッドサヴァンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下のやまぶどう賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月7日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

10月16日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2012年）

1月22日、中6週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（8戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のエイトプリンスに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月11日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（9戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（10戦1勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたゴールドアカデミー決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（11戦1勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたブルーソックス決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月20日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（12戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

9月2日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（13戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のクリノハナミチに1馬身1/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月10日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

5歳（2013年）

2月16日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（14戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

3月23日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（15戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒラボクマジックをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月13日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の総武ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（16戦2勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

6月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

9月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームセーリングに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。