ライラックビジン（2004年生、母アングシヤスフレンド）

ライラックビジン（2004年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花名＋美人」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したアングシヤスフレンドが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方16戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年のシクラメン賞(一般C3以下)。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

7月22日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい17着に終わった。

10月21日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスピリットライアンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

10月29日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた4戦目は、一般C4-4（金沢ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、インサイドアウトにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C5-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマウントアサヒに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部竜司騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-6（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカッサイノアラシを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月23日、中1週で迎えた8戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムララッシュを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2008年）

1月2日、中0週で迎えた9戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、シクラメン賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴーゴーヘイローに2馬身半の差をつけて制した。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、能登町赤崎いちご杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月13日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

4月27日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた12戦目は、伸介君、亜紀さん祝結婚記念シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルギロンドを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

5月4日、連闘で迎えた13戦目は、れんげそう特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で端勝成騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエクストラナンバーを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って5勝目を手中に収めた。

5月11日、連闘で迎えた14戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、チューリップ賞（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナムララッシュにクビ差交わされて2着となった。

5月26日、中1週で迎えた15戦目は、よもぎ特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は端勝成騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた16戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5歳（2009年）

1月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた17戦目は、紅梅特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた18戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、一般C2-9（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。