タケルラスティ（2017年生、母クイックメール）

タケルラスティ（2017年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+元気いっぱいの」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時13歳）と交配したクイックメールが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

当歳のとき、岡田スタッドから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、森保彦によって1,512万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月20日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサーストンカイドーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳1勝クラスの秋明菊賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3歳（2020年）

2月16日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入った。

3月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったサトノラファールにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

9月19日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、伸びてきたリュクスウォリアー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では賦性の闘争心でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

4歳（2021年）

2月21日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた11戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川奈穂騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフェアレストアイルに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5月8日、中6週で迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

5月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの青梅特別（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

9月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの天草特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月17日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は古川奈穂騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川奈穂騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

12月25日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（2022年）

1月10日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、伸びてきたキミワテル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

1月30日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

4月10日、中9週で迎えた23戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5月21日、中5週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って16着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた25戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの青梅特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい16着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月13日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月4日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスの2012メモリアルジェンティルドンナカップ（中京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

6歳（2023年）

2月12日、約4か月半の休み明けで迎えた31戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた33戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの天神橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた34戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた35戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスのオーストラリアトロフィー（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月9日、中6週で迎えた36戦目は、3歳以上2勝クラスの天の川賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月27日、中6週で迎えた37戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

10月28日、中8週で迎えた38戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。