フェアレストアイル（2017年生、母スターアイル）

フェアレストアイル（2017年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「最も美しい島、歌劇『アーサー王』の劇中曲名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したスターアイルが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額7,000万円（175万×40口）で一口馬主が募集された。

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月7日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のラインエンジェルに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月7日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのつわぶき賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたペコリーノロマーノ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2020年）

2月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯フィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの出石特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

4歳（2021年）

1月30日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3月21日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタケルラスティに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るトモジャアルマンドを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

9月19日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた13戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2022年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの熱田特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

5月21日、中8週で迎えた15戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

6月5日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの小金井特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのRKB賞（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月4日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

6歳（2023年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

2023年2月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。