ディーアールボーイ（2004年生、母ヤマノドリーム）

ディーアールボーイ（2004年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「Ｄ（ディベロップより）＋Ｒ（リアルより）＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時19歳）と交配したヤマノドリームが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は廣中稔。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月5日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、6着に終わった。

3歳（2007年）

6月2日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

6月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のアルファトリリオンをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月2日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月4日、中2週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサクセスサーマルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトーホウカラブランをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月22日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

4歳（2008年）

1月26日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

6月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

8月2日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2009年）

6月10日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた15戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、時の日特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。