インフラレッドレイ（2011年生、母ソラーラ）

インフラレッドレイ（2011年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「赤外線」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時19歳）と交配したソラーラが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。戦績は、中央平地2戦0勝、地方30戦6勝2着1回。2014年のひまわり賞(牝地方重賞)で3着に入った他、2014年のはまなす賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、樋渡志尚から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、HorseNineによって126万円で落札された。

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月22日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は420kg。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた2戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

10月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、2歳C2（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳C2二（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったレディパッションに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳C1（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテンショウライトに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月1日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた6戦目は、2歳B2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳C1一（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

3歳（2014年）

1月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタヌキックに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月23日、中9週で迎えた9戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のアクエリアス賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のイーグルズアイに4馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

4月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（6戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャイアントスターを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月18日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、3歳地方重賞のはまなす賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（7戦4勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月14日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳A（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のユナイテッドボスを半馬身振り切って5勝目をつかんだ。

6月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（8戦4勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた16戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のJBCイヤーOROパークレース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月23日、中0週で迎えた17戦目は、湯田ダム・錦秋湖50周年レース（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた18戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、オクトーバーカップターフチャレンジ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた19戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、シルバーブライドル賞（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた20戦目は、オクトーバーカップ（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、不老泉レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた22戦目は、ハッピーをあげよう賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のヤマニンティグルに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月14日、中1週で迎えた23戦目は、ディセンバーカップ（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた24戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第2戦（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4歳（2015年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、春風（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた26戦目は、クロッカス（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた27戦目は、夢見草（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた28戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、石桜杯（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた29戦目は、アイスストロベリー賞（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた30戦目は、三陸山田港宇野商店生うに杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた31戦目は、平庭闘牛大会つつじ場所賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（8戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた32戦目は、胆沢城あやめ祭り賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。