マルブツキセキ（1997年生、母ナガラフラッシュ）

マルブツキセキ（1997年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時5歳）と交配したナガラフラッシュが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河日成牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着4回、中央障害4戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月17日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月8日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

8月15日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2000年）

1月8日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月5日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたリタンオブハピネス決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

2月20日、中1週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月15日、中7週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタマモサザンクロスを凄まじい末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月30日、中1週で迎えた10戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた13戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

7月23日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

9月16日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したゼンノケイマを差し切れず、5馬身差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で福永祐一騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したアンクルイッキにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したテンリカルタスに半馬身届かず2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（7戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（8戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセトノマックイーンをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

4歳（2001年）

1月13日、中4週で迎えた22戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた23戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月19日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

7月14日、中5週で迎えた30戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のデザートウェイを3/4馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

8月12日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、5着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5歳（2002年）

3月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

4月27日、中6週で迎えた34戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた35戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月19日、連闘で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。