ゼンノケイマ（1996年生、母Balistroika）

経歴

デビュー前

2歳（1998年）

7月19日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスライトエルフに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2000年）

8月13日、約25か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るティーボールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月16日、中4週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のマルブツキセキに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月28日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウイナーズチケットに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2001年）

6月3日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上900万下の天白川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

11月17日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の比良山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

6歳（2002年）

1月19日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

8月3日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のマラヤンレーシングアソシエーショントロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

9月2日、中3週で迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

10月6日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藤森特別（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

7歳（2003年）

4月27日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、ツルハチキングに交わされて3馬身差の2着となった。

5月24日、中3週で迎えた15戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鎌倉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。