トリガー（2010年生、母テイエムサイレン）

トリガー（2010年3月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「引き金」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時15歳）と交配したテイエムサイレンが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は筒井征文。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方27戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、筒井征文から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、石川達絵によって1,165.5万円で落札された。

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月2日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、タガノエンブレムにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月28日、中7週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 雨/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3歳（2013年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて17着に敗れた。

3月24日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ミッキーサクセスにハナ差交わされて2着に惜敗した。

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

6月16日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシャトーウインドをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月6日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

12月1日、中7週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて17着に終わった。

4歳（2014年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

3月30日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

5月15日、中6週で迎えた15戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、エメラルド賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた16戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた17戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、さざなみ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた18戦目は、アルタイル賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた19戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ペッパーツリー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月13日、中1週で迎えた20戦目は、サードニックス賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた21戦目は、ペリドット賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月19日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、サファイア賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた23戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた24戦目は、千代田区特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた25戦目は、リゲル賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したドゥフトライネンに3/4馬身届かず2着となった。

11月26日、中1週で迎えた26戦目は、アーバンステージ自由が丘賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた27戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、L-WING賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2015年）

1月22日、中3週で迎えた28戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた29戦目は、節分賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた30戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた31戦目は、陽春賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は山田信大騎手（8戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた32戦目は、斎藤工&剛力彩芽来場記念（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた33戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、スピカ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた34戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、プレアデス賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた35戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

8月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、新涼特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川駿介騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた37戦目は、中野区特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた38戦目は、いたばし二輪草特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた39戦目は、グリーンチャンネル開局20周年記念（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川駿介騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた40戦目は、初霜特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石川駿介騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

12月11日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた41戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、除月賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。