フィアリストライ（2003年生、母オーディシャス）

フィアリストライ（2003年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大胆な試み」。毛色は鹿毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時7歳）と交配したオーディシャスが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方6戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の芙蓉賞(B3以下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2005年）

11月11日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は455kg。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のボーンセレブリティを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2006年）

1月1日、中6週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るティーケーニケを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って2勝目を収める

7月20日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の朝顔特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ライジングウェーブにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月25日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキャプテンシーオーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月27日、中4週で迎えた5戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月19日、中7週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1800m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の香取特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4歳（2007年）

1月3日、中1週で迎えた8戦目は、宝船特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月23日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、抜け出したサケダイスキを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

10月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたエーティーボス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。