ライジングウェーブ（2003年生、母ボーイントンキャニオン）

ライジングウェーブ（2003年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウドトウ（当時7歳）と交配したボーイントンキャニオンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、地方34戦12勝2着5回。2009年の大井記念(S2)に勝利した他、2010年の報知オールスターカップ(A1以下 S3)で3着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2005年）

12月16日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウラノスガイアに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2006年）

2月13日、中7週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコックスグリーンを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月20日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦の朝顔特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフィアリストライを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って負け無しの3連勝を決めた。

8月13日、中2週で迎えた4戦目は、一般C1七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のナティーサドル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイネルマキシマムに4馬身の差をつけて4勝目を手にした。

4歳（2007年）

5月4日、約7か月半の休養明けで迎えた6戦目は、端午特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた7戦目は、芒種特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルファスターを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って制した。

7月8日、中2週で迎えた8戦目は、ベガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘイアンコンドルに3馬身半の差をつけて制した。

5歳（2008年）

2月8日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ベルモントオメガに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月3日、中2週で迎えた10戦目は、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーピーレジェンドにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月3日、中3週で迎えた11戦目は、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた12戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ファンシーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキャプテンシーオーに1馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

9月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、ファビィビット特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったヒデサンジュニアを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月23日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るベルモントヤマユリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

11月20日、中3週で迎えた15戦目は、神楽月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノースダンデーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月9日、中2週で迎えた16戦目は、アクアライン特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したメイホウホップに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2009年）

1月8日、中3週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、千葉テレビ放送盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフサイチギガダイヤを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

2月5日、中3週で迎えた18戦目は、野島崎特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーセンベルボーイに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

3月12日、中4週で迎えた19戦目は、夢見月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフサイチギガダイヤを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

5月13日、中8週で迎えた20戦目は、S2の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（7戦4勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のバグパイプウィンドに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月1日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（8戦5勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月25日、中7週で迎えた22戦目は、Jpn2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（9戦5勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7歳（2010年）

1月3日、中5週で迎えた23戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（10戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた24戦目は、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（11戦5勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月19日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、S2の大井記念（大井ダート2600m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（12戦5勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた26戦目は、地方重賞のみちのく大賞典（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（13戦5勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

7月28日、中4週で迎えた27戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた28戦目は、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（14戦5勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

10月7日、中6週で迎えた29戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（15戦5勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた30戦目は、’10ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（16戦5勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた31戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（17戦5勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8歳（2011年）

7月14日、約7か月半の休み明けで迎えた32戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた33戦目は、S3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月14日、中5週で迎えた34戦目は、S2の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。