ノースダンデー（2005年生、母ブゼンワイルド）

ノースダンデー（2005年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングカラー（当時7歳）と交配したブゼンワイルドが21歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中馬賢治。戦績は、地方26戦9勝2着3回。2010年のさきたま杯(Jpn3)で3着に入った他、2009年のオーバルスプリント(S3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中馬牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

7月26日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は469kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて突き抜け、最後は2着のピックアップアームに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月12日、中6週で迎えた2戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた3戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったヴァイタルシーズに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月14日、中4週で迎えた4戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のドリームスカイをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

3歳（2008年）

1月23日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

2月21日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた6戦目は、3歳オープンの’08雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた7戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

5月7日、中5週で迎えた8戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた9戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

10月21日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、頬白特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ブラックサーボに交わされて3馬身差の2着となった。

11月20日、中3週で迎えた11戦目は、神楽月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るライジングウェーブを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って制した。

4歳（2009年）

1月1日、中5週で迎えた12戦目は、迎春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた13戦目は、立春特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモスパーブに約12馬身の大差をつけて4勝目を獲得した。

2月26日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のきさらぎ特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（7戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロイヤルボスに3馬身の差をつけて5勝目を手にした。

3月31日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の東京中日スポーツ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブライトフェースに6馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

5月20日、中6週で迎えた16戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（8戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマンオブパーサーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月1日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のクレイアートビュンに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月30日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（10戦7勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月3日、中4週で迎えた19戦目は、Jpn1のJBCスプリント（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（11戦7勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月23日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、S3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（12戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクレイアートビュンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2010年）

5月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた21戦目は、Jpn3のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（13戦8勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月23日、中3週で迎えた22戦目は、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（14戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったボランタスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月3日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、Jpn1のJBCスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（15戦8勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月23日、中6週で迎えた24戦目は、S3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（16戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6歳（2011年）

1月27日、中4週で迎えた25戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（17戦8勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7歳（2012年）

2月8日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で左海誠二騎手（18戦8勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。