ピックアップアーム（2005年生、母アーバンソフィア）

経歴

デビュー前

1歳のとき、飛渡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、村上牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、吉橋計によって651万円で落札された。

波多野健厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

7月26日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力でなんとか走り抜いたが、勝ったノースダンデーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のシーサイドスター特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、コラボスフィーダに交わされて約10馬身差の2着となった。

3歳（2008年）

3月3日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月6日、中8週で迎えた4戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、オウシュウライオンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るオーシャンスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、中4週で迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のルビーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦のトマト特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮戦したが、ビービーブルースに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の有りの実特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のグローリーミリオンをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

10月21日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のテイエムメガミを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

11月21日、中3週で迎えた11戦目は、イーバンク銀行IN船橋賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。