メイショウテンセイ（2014年生、母ブルーロバリー）

メイショウテンセイ（2014年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+天晴」。毛色は鹿毛。種牡馬のカルストンライトオ（当時16歳）と交配したブルーロバリーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はマルゼン橋本牧場。2021年の千葉ステークス(オープンハンデ)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって324万円で落札された。

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

8月14日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

9月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

10月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のパワフルヒロコに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下のなでしこ賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

3歳（2017年）

6月4日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

12月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島良太騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

4歳（2018年）

1月21日、中5週で迎えた7戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るワンダーバイファルを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月25日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた9戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の恵那特別（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミカエルシチーを上がり3位の末脚で半馬身差し切って3勝目をゲットした。

6月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に敗れた。

5歳（2019年）

3月31日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

7月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大府特別（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。

8月3日、中3週で迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

6歳（2020年）

10月4日、約14か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエムオータイショウを3/4馬身振り切って久々の一戦を制した。

11月7日、中4週で迎えた15戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの河北新報杯（福島ダート1150m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた16戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

7歳（2021年）

1月24日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの伊賀ステークス（中京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（2戦2勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のオヌシナニモノをクビ差振り切って雨中の大激戦を制した。

2月21日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの大和ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（3戦3勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（4戦3勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2021年3月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。