エムオータイショウ（2016年生、母エムオーミラクル）

エムオータイショウ（2016年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+大将」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時19歳）と交配したエムオーミラクルが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は門別牧場。2018年のサッポロクラシックカップ(地方重賞)に勝利した他、2018年のイノセントカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

7月26日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカールブライアンに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

8月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したオスピタリタにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月2日、中6週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ6（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエムティアンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を収める

10月30日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスティールティアラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月14日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキスミーローズを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月19日、中4週で迎えた6戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦4勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

3歳（2019年）

6月5日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、支笏洞爺国立公園 70年特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のノートルスウェに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

7月13日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（7戦5勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑村真明騎手（8戦5勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた10戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、ミニトマト「太陽の瞳」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったプロディジャスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

4歳（2020年）

1月19日、中6週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月9日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

10月4日、中7週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、伸びてきたメイショウテンセイ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月1日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月20日、中6週で迎えた18戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

5歳（2021年）

2月20日、中8週で迎えた19戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

6歳（2022年）

1月9日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

4月17日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

6月26日、中9週で迎えた23戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのリボン賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

11月1日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、貴大から和泉へプロポーズ記念（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンバビロンに約12馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

11月13日、中1週で迎えた25戦目は、アンスリウム賞（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のホイッスルベイトに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月27日、中1週で迎えた26戦目は、トミタオート開業記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエクスカテドラに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月21日、中2週で迎えた27戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、プロテア賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、ヤマカツレオンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7歳（2023年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、がんばれ!福井の酪農応援賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トウショウドラフタに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月4日、中2週で迎えた29戦目は、牧場主ゆーすけも12周年記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウカジヤに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月25日、中2週で迎えた30戦目は、一般B2五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（5戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエクスカテドラを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

5月21日、中3週で迎えた31戦目は、輪島市民まつり賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたアンシンカブル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月4日、中1週で迎えた32戦目は、金沢ひがし茶屋街特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ゲンショウに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中2週で迎えた33戦目は、石川ダービー特番ライブを楽しもう賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい4着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた34戦目は、大彩モンド結婚記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月5日、中5週で迎えた35戦目は、煌浬君☆洸稀君1才の誕生日おめでとう記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（3戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモアシュラに半馬身交わされて2着に敗れた。

10月2日、中3週で迎えた36戦目は、兼六園ライトアップ・秋の段記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

2019年9月11日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

8歳（2024年）

3月11日、約5か月半の休養明けで迎えた37戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、能登牛食べて応援しようキャンペーン賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた38戦目は、桜戦士セレジェイラ杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（8戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったウメタロウに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中1週で迎えた39戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、能登半島地震復興支援杯11（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月28日、中1週で迎えた40戦目は、琴音ちゃん誕生日記念★（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

2019年9月11日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。