コスモアシュラ（2018年生、母チアフルドーラ）

コスモアシュラ（2018年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+阿修羅(仏教の守護神)」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時9歳）と交配したチアフルドーラが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。2020年のコスモス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、岡田繁幸によって1,026万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月14日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のマジカルステージをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月15日、中5週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月24日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた7戦目は、2歳1勝クラスのひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

4歳（2022年）

4月3日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月30日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた10戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの伊達特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

8月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの北辰特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの千歳特別（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

5歳（2023年）

1月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月18日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

4月15日、中7週で迎えた18戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた19戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた20戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた21戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサーストンユタに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月3日、中1週で迎えた22戦目は、奥能登地震被災地復興支援杯1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るパープルテイオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月16日、中1週で迎えた23戦目は、祝松尾会長・作部長!就任おめでとう記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグローリアステラに約13馬身の大差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月24日、連闘で迎えた24戦目は、山代大田楽湯入れ行列特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジヤマブシに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月14日、中2週で迎えた25戦目は、にわか祭特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったクールドレーヌに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた26戦目は、煌浬君☆洸稀君1才の誕生日おめでとう記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦4勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエムオータイショウを上がり1位の末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

9月19日、中1週で迎えた27戦目は、インスタフォトコン入賞作品展示記念（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したヴァッサーファルを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

10月3日、中1週で迎えた28戦目は、サケマルシェ2023（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノールックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月15日、中1週で迎えた29戦目は、いしかわ百万石文化祭2023開幕賞（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたミイヒダンサー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月5日、中2週で迎えた30戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、北國王冠（金沢ダート2600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた31戦目は、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（9戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したダイヤモンドラインを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月3日、中2週で迎えた32戦目は、中日杯（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6歳（2024年）

3月10日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、エアリーフローラ特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月2日、中2週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた34戦目は、野島一輝生誕記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた35戦目は、能登半島地震復興支援杯13（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。