オスピタリタ（2016年生、母フレンドリーマナー）

オスピタリタ（2016年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「おもてなし、歓待（伊）。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時19歳）と交配したフレンドリーマナーが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方4戦2勝。2018年のターフチャレンジ2に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

5月10日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るユニバーサルレディを途轍もない末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

6月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月14日、中9週で迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のエムオータイショウをハナ差振り切って制した。

9月2日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦2勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

12月9日、中7週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

3歳（2019年）

1月18日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦の水仙賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の寒椿賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月2日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、ハジケル甘さ、菜速あやせコーン杯（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシゲルアサツキに2馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

8月31日、中8週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカイヤナイト賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

9月26日、中3週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C1（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた12戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヴェルザンディ賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月30日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のセレーネー賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた14戦目は、乗馬で新しい世界に出会おうクレイン千葉杯（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.ミシェル騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦の毎日がお花見日和!HANA・BIYORIC1（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

7月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、馬い!ブドウジャムを食べよう記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた17戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、やまゆり賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイアイスープラに交わされて1馬身差の2着となった。

9月30日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、楽天競馬LIVEで楽しみま賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5歳（2021年）

1月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた19戦目は、馬い!?江戸前千葉海苔を食べよう（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた21戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四五ウ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

2021年4月8日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。