シゲルアサツキ（2015年生、母ジョウノヴィーナス）

シゲルアサツキ（2015年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋野菜『浅葱』」。毛色は栗毛。種牡馬のハードスパン（当時11歳）と交配したジョウノヴィーナスが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。主な勝ち鞍は2018年の引退馬協会ナイスネイチャ賞。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

6月10日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた2戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた3戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

9月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

3歳（2018年）

1月7日、中3週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月27日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた11戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた12戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月4日、中7週で迎えた13戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグッドモーメントに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月19日、中5週で迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の引退馬協会ナイスネイチャ賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のラベンデュランに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（2019年）

1月3日、中1週で迎えた15戦目は、羽子板特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた16戦目は、昇龍特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のすみれ賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた18戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月12日、中0週で迎えた19戦目は、春潮賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトイトイトイに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

6月12日、中3週で迎えた21戦目は、令和初!稲村亜美さん来場記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた22戦目は、ハジケル甘さ、菜速あやせコーン杯（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したオスピタリタを差し切れず、2馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた23戦目は、PAN馬部今年もやるぞVol.6（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルオペラを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月6日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のアマテラス賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（7戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミスダイテンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。