スティールティアラ（2016年生、母ラヴィール）

スティールティアラ（2016年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名（鋼鉄）＋頭飾り」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時20歳）と交配したラヴィールが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は村上牧場。2018年のサッポロクラシックカップ(地方重賞)で2着に入った他、2018年のフローラルカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

7月5日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイリスステップに約13馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、スズカユースに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた5戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、エムオータイショウに交わされて5馬身差の2着に敗れた。

11月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3歳（2019年）

2月13日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のムスカリ特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

4月18日、中5週で迎えた10戦目は、3歳戦の鳥待ち月特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクラファルコンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月30日、中5週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

7月18日、中3週で迎えた13戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、浦河町優駿ビレッジアエル特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るマックスガーデンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

8月13日、中3週で迎えた14戦目は、ハッピーポニーショー特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた15戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、Aiba札幌駅前一周年記念特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダモンデに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中8週で迎えた16戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

4歳（2020年）

1月18日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

8月22日、約6か月半の休養明けで迎えた19戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

11月3日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、平取町「ウレシパ」特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサクラヘラクレスに2馬身半の差をつけて優勝

5歳（2021年）

4月21日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、ライラック特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（9戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のオールステリーナに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月4日、中1週で迎えた22戦目は、麦とホップ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（10戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のマッターホルンをクビ差振り切って6勝目を収める

6月3日、中3週で迎えた23戦目は、沼田町純米酒雪なごり瑞華特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（11戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた24戦目は、フウリンソウ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月26日、中7週で迎えた25戦目は、北海道ららポテト特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（12戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定オープンのにいかっぷオープン（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（13戦5勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月21日、中5週で迎えた27戦目は、静内軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（14戦5勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、御声援に感謝!21回JBC賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ハイタッチガールに交わされて3馬身差の2着となった。

6歳（2022年）

4月20日、約5か月半の休み明けで迎えた29戦目は、すながわスイートロード特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（15戦5勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のラテントパワーズをハナ差振り切って久しぶりの実戦を制した。

5月19日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定地方重賞のヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（16戦6勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、牝馬限定オープンのえりもオープン（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（17戦6勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

7月6日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた32戦目は、ぽるとみついし開店1周年特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた33戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別1（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（18戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた34戦目は、どんどん食べよう道産DAY特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のメイショウミズカゼに1馬身半の差をつけて8勝目を手中に収めた。

9月13日、中3週で迎えた35戦目は、エスケンデレヤ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（19戦6勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた36戦目は、新冠ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、シロイスズメにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月12日、中1週で迎えた37戦目は、ドレフォン・プレミアム（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（20戦6勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた38戦目は、由仁町開町130年記念特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。