オールステリーナ（2015年生、母オペラレディ）

オールステリーナ（2015年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「紋章学用語の一つ+小さな星(伊)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時14歳）と交配したオペラレディが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前野牧場。主な勝ち鞍は2021年のホークビル賞(一般A4-2～B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、宮田守によって777.6万円で落札された。

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

4月1日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月26日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

8月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して15番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月14日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバスクインザサンに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモアルメナーラに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2019年）

5月16日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、日高地区測量設計協会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のリヤンドールに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

6月11日、中3週で迎えた8戦目は、ジャスミン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、メイショウボーラー賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、矢車草特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた11戦目は、新冠町ふるさと納税特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2020年）

2月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から34kg減らして迎えた12戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月5日、中5週で迎えた14戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 小雨/良）に出走。17頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

4月25日、中2週で迎えた15戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、レッドルーヴルに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの胎内川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月12日、中7週で迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 曇/重）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたホウオウエミーズ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月5日、中7週で迎えた18戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

11月8日、中6週で迎えた20戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

6歳（2021年）

1月31日、中5週で迎えた22戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた23戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

4月21日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、ライラック特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったスティールティアラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月4日、中1週で迎えた26戦目は、麦とホップ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた27戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、ホークビル賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のルナクレアをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月17日、中3週で迎えた28戦目は、スターチス特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた29戦目は、フウリンソウ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた30戦目は、北海道ブランドきらりっぷ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた31戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、競馬ほのぼの観戦ツアー特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた32戦目は、レダ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた33戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンのにいかっぷオープン（門別ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定オープンのひだかオープン（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた35戦目は、ゲッカビジン特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた36戦目は、サルビア特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた37戦目は、オルフェーヴル・プレミアム（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。