レッドルーヴル（2016年生、母ショウダウン）

レッドルーヴル（2016年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+フランスの宮殿名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のレッドスパーダ（当時10歳）と交配したショウダウンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大道牧場。主な勝ち鞍は2020年の英彦山特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

笹田和秀厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

4月21日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月1日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月10日、中6週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

10月20日、中6週で迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの三春駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

11月30日、中2週で迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4歳（2020年）

2月9日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月23日、中1週で迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月12日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの飯盛山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したマイネルウィルトスを差し切れず、4馬身差の2着となった。

4月25日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るオールステリーナを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの胎内川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したハートウォーミングに半馬身届かず2着に敗北した。

8月16日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野極騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で荻野極騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のホウオウエクレールに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月26日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの夕月特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で荻野極騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

10月17日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

5歳（2021年）

1月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの宇佐特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したイズジョーノキセキを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月6日、中2週で迎えた21戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの八代特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。17頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御在所特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの常滑特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリノキアナをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月2日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上3勝クラスの関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（10戦3勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（11戦3勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

12月12日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの常総ステークス（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で荻野極騎手（12戦3勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

2021年12月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。