ハイタッチガール（2017年生、母サヴァント）

ハイタッチガール（2017年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフリオーソ（当時13歳）と交配したサヴァントが21歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新生ファーム。2019年の兼六園ジュニアカップ(地方重賞)に勝利した他、2019年の金沢プリンセスカップ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

6月6日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦の「YORIMICHI」賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったスマイルエルフに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のBリーグ界のブラピ・市岡賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るツルマキロバリーを半馬身差し切って未勝利戦を制した。

9月17日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のしいのきライブラリー特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のように急駛したが、ディヴェルトに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢プリンセスカップ（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドンナフォルテに8馬身の差をつけて2勝目を収める

10月15日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のフジヤマブシに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

3歳（2020年）

5月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、3歳戦のミズバショウ特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したコードジェニックを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

7月12日、中5週で迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳A（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4歳（2021年）

4月21日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた14戦目は、美瑛アスパララスノーブル特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた15戦目は、サッポロGOLD STAR特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、シャクヤク特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定地方重賞のヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月20日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた19戦目は、エスケンデレヤ賞（門別ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月9日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、ホクレンパールライス特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた21戦目は、日高町水道協会特別（門別ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（10戦1勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、日高報知新聞特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（11戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた23戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、静内軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月4日、中1週で迎えた24戦目は、御声援に感謝!21回JBC賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るスティールティアラを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。