ノートルスウェ（2013年生、母プレイザフィールド）

ノートルスウェ（2013年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私達の願い（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時28歳）と交配したプレイザフィールドが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はヒダカフアーム。戦績は、中央平地14戦0勝2着4回、地方8戦4勝。主な勝ち鞍は2020年の江差かもめ島まつり特別(一般A42 B31)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒダカファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月24日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

4月3日、中8週で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月8日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したノボホウセイを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したシゲルサンマに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したハネトにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に敗れた。

9月30日、中5週で迎えた10戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のケージーイチバンをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のショウサンメグレスに5馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月8日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴンテリーに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2017年）

1月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦健太騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシュエットに1馬身半の差をつけて優勝

2月22日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦健太騎手（6戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月9日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月30日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた18戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月16日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた19戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5歳（2018年）

2月1日、中6週で迎えた20戦目は、アメジストスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したロードナカヤマにクビ差届かず2着となった。

5月19日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6歳（2019年）

5月22日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた23戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、リボンシトロン110周年で賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた24戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、支笏洞爺国立公園 70年特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったエムオータイショウに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた25戦目は、ルーラーシップ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた26戦目は、ハービンジャー・プレミアム（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月30日、中3週で迎えた27戦目は、優駿の里安平町復興支援感謝特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7歳（2020年）

5月21日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、楽天競馬10%ポイント還元特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

6月4日、中1週で迎えた29戦目は、ヒダカハナシノブ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた30戦目は、ゲラニウム特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた31戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、江差かもめ島まつり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のナリユキマカセをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

7月15日、中1週で迎えた32戦目は、ポピー特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

8歳（2021年）

5月13日、約10か月の休養明けで迎えた33戦目は、スズラン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた34戦目は、ミスターメロディ賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた35戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、月形樺戸博物館特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた36戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

8月19日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた37戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、どんどん食べよう道産DAY特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた38戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、日高建設協会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた39戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、CRAZY レバンガ北海道特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。