ハイドンセット（2012年生、母メルセンヌナンバー）

ハイドンセット（2012年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「モーツァルトがハイドンにささげた６曲の弦楽四重奏曲」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したメルセンヌナンバーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

9月20日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。17頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

11月22日、中8週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

3歳（2015年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

5月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサトノダヴィンチをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の早苗賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

8月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月18日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

12月5日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

4歳（2016年）

5月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

6月5日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月9日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた11戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、レインボーカップターフチャレンジ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく3着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた12戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、釜石五葉山賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた14戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、ムーンライトカップ（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、JBC川崎まであと60日（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

9月17日、中1週で迎えた16戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタンウエディング杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた17戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、彩の国黒豚賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

11月21日、中4週で迎えた18戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、東松山の農産加工品賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた19戦目は、あなたの街にサンタは来るで賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた20戦目は、西区水と緑と花のまち記念（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

5歳（2017年）

1月17日、中3週で迎えた21戦目は、道の駅はなぞの賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた22戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハーモニーエールを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月15日、中1週で迎えた24戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬10周年記念（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた25戦目は、桜月特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた26戦目は、京葉特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は臼井健太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた28戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、「北条五代」めざせドラマ化!特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月23日、中4週で迎えた29戦目は、荷風特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた30戦目は、山百合特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた31戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、ヒマワリ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた32戦目は、フルムーン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた33戦目は、ちばの梨特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（6戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6歳（2018年）

1月17日、約4か月半の休み明けで迎えた34戦目は、あま野“ひがふな丼”で検索!記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で仲野光馬騎手（7戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた35戦目は、八幡平マッシュルーム今年も馬いよ!（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で仲野光馬騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で仲野光馬騎手（9戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月4日、約6か月半の休み明けで迎えた37戦目は、LittleBreadsToGo賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で仲野光馬騎手（10戦1勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

9月14日、中0週で迎えた38戦目は、川崎ジャズプレイヤーズフェスタ記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で仲野光馬騎手（11戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた39戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、10月13日開催千葉県畜産フェア賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は仲野光馬騎手（12戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた41戦目は、一般C2七八（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた42戦目は、武州和牛賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた43戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

7歳（2019年）

1月2日、中2週で迎えた44戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。