レッドアルビオン（2016年生、母ラピーダシャリナ）

レッドアルビオン（2016年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話に登場する巨人の名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時15歳）と交配したラピーダシャリナが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2020年のつばき賞(C1-7)。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月20日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

3歳（2019年）

4月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

6月9日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

7月28日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

2019年7月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月14日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた6戦目は、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた7戦目は、ドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉本隆記騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 37（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉本隆記騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月26日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉本隆記騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒシマデイラに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月30日、中4週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉本隆記騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったリンセンタイセイにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉本隆記騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミサトラモーヌに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2020年）

1月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉本隆記騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフットルースに2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

1月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C1 11（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉本隆記騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモズマーチャンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月9日、中2週で迎えた14戦目は、小草生月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉本隆記騎手（9戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のスマートダッシュに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月22日、中1週で迎えた15戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、レディスヴィクトリーラウンド佐賀第2戦（佐賀ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた16戦目は、つばき賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は吉本隆記騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のビワチャンをアタマ差振り切って5勝目を手に入れた。

3月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉本隆記騎手（12戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた19戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた20戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月20日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた21戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は佐原秀泰騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

7月18日、中3週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた22戦目は、一般C3 11（高知ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。