タケイチマサル（1987年生、母ピンクパール）

タケイチマサル（1987年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のフクセンシヨウ（当時19歳）と交配したピンクパールが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年のアラ系4歳以上700万下。

経歴

デビュー前

菅谷禎高厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

7月30日、デビュー戦は桜井誠二騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた3戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のデーエスヒリュウを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

10月1日、中3週で迎えた4戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳300万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

3歳（1990年）

1月28日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの斤量を背負って出走。鞍上は山本康二騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1700m 晴/重）に53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた10戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は菅谷正巳騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（阪神ダート1200m 小雨/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったルールユウに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中2週で迎えた14戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に55kgの斤量を背負って出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウランボーに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月29日、連闘で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上700万下（福島ダート1700m 雨/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上700万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保敏文騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月7日、中7週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は菅谷正巳騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタヤストゥエンティに3馬身半の差をつけて制した。

7月15日、連闘で迎えた18戦目は、重賞のセイユウ記念（札幌ダート1700m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた19戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（7戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。