スウィーテストデイ（1993年生、母キーンエッジ）

スウィーテストデイ（1993年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時8歳）と交配したキーンエッジが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地9戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の野苺賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月7日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったミューズに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったイキナオンナにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマルブツマサルを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

4月13日、中7週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた6戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下のあんず賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、エイシンビーナスにハナ差交わされて2着となった。

6月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定4歳500万下の野苺賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のスリリングラブを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。