オーラミク（2003年生、母ベルモントチャペル）

オーラミク（2003年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時16歳）と交配したベルモントチャペルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方38戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は2007年の上冬特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

大友勝利厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2005年）

11月24日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ロウランドに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったプリンセスハートに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2006年）

2月14日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたスウィフトロード決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月13日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエアランブルスコを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

4月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のナイスビット特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた7戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったアイスダンスにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4歳（2007年）

4月5日、約10か月の休養明けで迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中力騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月19日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したエッセレを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレタロンチャーシに2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

8月20日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のフリートウェーブに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月24日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミッドウェイを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

10月23日、中3週で迎えた15戦目は、上冬特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカントリーダンスを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月6日、中5週で迎えた16戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタケデンノガッツを3/4馬身振り切って5勝目を掴み取った。

5歳（2008年）

2月5日、中8週で迎えた17戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

6月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、一般C1三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

7月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定戦のカモメ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中力騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスノーショコラに3馬身の差をつけて優勝

8月13日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアーツエンクラフツをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月22日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中力騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた25戦目は、イーバンク銀行IN船橋賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中力騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、3着に入った。

12月9日、中2週で迎えた26戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中力騎手（8戦2勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6歳（2009年）

2月2日、中7週で迎えた27戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のアオサギ賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカザグルマに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3月9日、中4週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定戦のチドリ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笠野雄大騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月8日、中4週で迎えた30戦目は、さざなみスプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笠野雄大騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた31戦目は、国府津特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月8日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のコアジサシ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月15日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月31日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた35戦目は、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた36戦目は、牝馬限定戦のセキレイ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた38戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のゴイサギ特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく最後はネネットと並んで10着同着となった。