ジュンアイノキミ（2014年生、母オボロヅキ）

ジュンアイノキミ（2014年2月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のセイントアレックス（当時7歳）と交配したオボロヅキが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タガミファーム。戦績は、地方28戦2勝2着1回。2016年のブロッサムカップ(牝地方重賞)に勝利した他、2016年のフローラルカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タガミファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

5月24日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月21日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカリスマパンサーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

9月7日、中2週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ6（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったオーブスプリングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。でレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

11月10日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のラミングアタックに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

12月31日、中6週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた10戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

3歳（2017年）

4月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の八重桜特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

6月29日、中6週で迎えた13戦目は、みついし蓬莱山まつり特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月27日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は石川倭騎手（8戦2勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた16戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、ホクレン「くるるの杜」特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた17戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた18戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は水野翔騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

4歳（2018年）

1月12日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の初春特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた20戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、バレンタイン特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

5月10日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、キズナ・プレミアム（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた23戦目は、花菖蒲特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定地方重賞のヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は石川倭騎手（9戦2勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（10戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（11戦2勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

9月27日、中5週で迎えた27戦目は、メランポジューム特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（12戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた28戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、くっちゃんじゃが特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた29戦目は、ニセコ産米特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（13戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5歳（2019年）

4月18日、約5か月半の休み明けで迎えた30戦目は、すながわスイートロード特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（14戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルノシンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

5月21日、中4週で迎えた31戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、キタコブシ特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定地方重賞のヒダカソウカップ（マジェスティッ（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（15戦3勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた33戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（シニスター（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（16戦3勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた34戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（17戦3勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた35戦目は、ダイワメジャー・プレミアム（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた36戦目は、日高町建設協会特別2（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた37戦目は、北海道北のめぐみ愛食運動特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（18戦3勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

2019年11月6日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。