クリノダイシャリン（2012年生、母ボーイントンキャニオン）

クリノダイシャリン（2012年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大車輪（麻雀用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したボーイントンキャニオンが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。戦績は、中央平地24戦0勝2着2回、中央障害2戦0勝、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2015年の一般C2七八九。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐藤牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、栗本博晴によって693万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月7日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2015年）

4月11日、約8か月半の休養明けで迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

8月30日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

10月16日、中6週で馬体重を前走から37kg増やして迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた10戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七十八（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のガールズラインを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた12戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードメタリックに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2016年）

1月14日、中2週で迎えた13戦目は、銀嶺特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

2月13日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

2月27日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた15戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月5日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた17戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったディアコンチェルトに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月8日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したヌーナに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月15日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で藤田菜七子騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

6月12日、連闘で迎えた22戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた23戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

12月10日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5歳（2017年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 小雪/稍重）に出走。鞍上は木幡初也騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

4月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた27戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた29戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた30戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月2日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。