ガールズライン（2012年生、母エーシンブランディ）

ガールズライン（2012年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「少女＋線」。毛色は芦毛。種牡馬のヴァーミリアン（当時10歳）と交配したエーシンブランディが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場（三石）。戦績は、中央平地8戦0勝、地方26戦7勝2着4回。2017年の新涼賞(地方重賞)に勝利した他、2017年の久住山賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉永清美によって315万円で落札された。

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

6月15日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3歳（2015年）

3月1日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

5月13日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアスターヴィガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ひまわり特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月3日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六十七十八（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクリノダイシャリンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のポッドタイムを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月24日、中3週で迎えた13戦目は、聖夜特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のカシノレインボーに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

4歳（2016年）

1月13日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

4月19日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C1六 C2三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、カントリーウォークに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6月7日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のストロンボリをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月27日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、さざなみ特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したツオイガナを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、夕凪特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた20戦目は、いるか座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（9戦3勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた21戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（10戦3勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5歳（2017年）

2月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、梅花特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3月20日、中5週で迎えた23戦目は、アネモネ特別（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の英彦山賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた25戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、ミモザ賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた26戦目は、翠雨賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた27戦目は、若葉特別（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月4日、中1週で迎えた28戦目は、短夜特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月20日、中1週で迎えた29戦目は、向暑特別（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

7月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、地方重賞の文月賞（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のデリッツァリモーネに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月16日、中1週で迎えた31戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のカンナ賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、トモジャクールに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞の久住山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムマケンゲナに1馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。

8月12日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞の新涼賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（7戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のテイエムダンシングに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月23日、中5週で迎えた34戦目は、地方重賞の長月賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。