ケイビイスペンサー（2007年生、母ハッピーパレット）

ケイビイスペンサー（2007年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋地名」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時14歳）と交配したハッピーパレットが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山際辰夫。戦績は、中央平地6戦0勝、地方16戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2九。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山際辰夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、菊池昭雄によって525万円で落札された。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月24日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた3戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

3歳（2010年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

3月28日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のフォーチュネイトライラック特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月29日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

8月1日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2四（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったノルカソルカに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月12日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったミルクマンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ニシノサンダーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

5月28日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十九（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6月4日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた14戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のパークセラピイに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のヒラボクキセキに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカゼノルビーに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のヒルノカディスに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月19日、中3週で迎えた19戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた20戦目は、メルシャン・フランスワイン賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（5戦4勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1九（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

5歳（2012年）

4月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、大屋梅賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。