カゼノルビー（2007年生、母スロクフルラード）

カゼノルビー（2007年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時15歳）と交配したスロクフルラードが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方28戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の一般C1一。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

5月15日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

8月14日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

11月13日、中8週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイワヤマトに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月27日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

12月4日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったスカイレジェンドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のハートフェルトを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2011年）

1月3日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月15日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、がんばろう石巻（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったブローザウインドに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原勲騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原勲騎手（9戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、コアレスミラクルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月24日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原勲騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったケイビイスペンサーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原勲騎手（11戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェロマッキニイに7馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原勲騎手（12戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のアングレスに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月4日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で菅原勲騎手（13戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルモントビクターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月26日、中2週で迎えた18戦目は、北上夜曲レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で菅原勲騎手（14戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた19戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、がんばろう久慈（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた20戦目は、小岩井ひとくちスモークチーズ賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（15戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた21戦目は、「映画の街もりおか」レース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（16戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1四（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（17戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた23戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、奥州市馬事文化振興実行委員会杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた24戦目は、連合岩手優駿の会ガンバロウ岩手（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（18戦5勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったブライティアアネルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5歳（2012年）

1月8日、連闘で迎えた25戦目は、これこそ絆!けっぱれ水沢カップ（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（19戦5勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月15日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、東根山レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のマキノジャパンを3/4馬身振り切って6勝目を奪取した。

4月23日、連闘で迎えた27戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のロッキーを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月11日、中1週で迎えた30戦目は、全国からの復興支援に感謝（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月2日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、車百合レース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。