シャープセンス（2014年生、母ラッシュカッター）

シャープセンス（2014年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鋭い感覚」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストリートセンス（当時10歳）と交配したラッシュカッターが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。主な勝ち鞍は2018年の越生梅林賞(一般C2五六)。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

7月23日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は532kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

8月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

11月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ハッピーパーティーに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月20日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のアショーマに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2018年）

1月10日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2六七（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したカドモスを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月30日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた8戦目は、越生梅林賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリワードミニヨンを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の評価に応えた。