ケセランパサラン（2009年生、母ダイアモンドコア）

ケセランパサラン（2009年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「持っていると幸運を呼ぶと言われている謎の生物」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時11歳）と交配したダイアモンドコアが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）高橋農場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方33戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の祝結婚貴平★瑞穂らぶらぶ杯(一般B3-2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高橋農場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、大谷正嗣によって472.5万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

8月4日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

9月17日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

10月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のソングライダーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2013年）

3月12日、中9週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、進化する九谷特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた9戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、こぶし賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた10戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C4-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた11戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C4二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた12戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた13戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったインヴェストメントに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月5日、連闘で迎えた14戦目は、一般C4-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のセブンライターズに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月14日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメルトアウェイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月28日、連闘で迎えた17戦目は、加賀百万石「盆正月」特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンレイラヴに1馬身半の差をつけて4勝目を収める

6月16日、中2週で迎えた18戦目は、能美の里山・蟹淵特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデンコウドウテツを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

7月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般B4三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウアリアケを鮮烈な末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

7月30日、中1週で迎えた21戦目は、かなざわ燈涼会特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（8戦5勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた22戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた23戦目は、祝結婚貴平★瑞穂らぶらぶ杯（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムスリリングを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて7勝目を獲得した。

9月15日、中2週で迎えた24戦目は、幹雄恵美紅金婚祝by千晴杯（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（9戦5勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったルネッサンスマンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月29日、中1週で迎えた25戦目は、大場売店開店40周年（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（10戦5勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（11戦5勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた27戦目は、世界農業遺産「能登の里山里海」賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセレブリティトークに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月12日、連闘で迎えた28戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた29戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、鵜祭り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月10日、連闘で迎えた30戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（12戦5勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた31戦目は、志賀町祭大漁起舟祭特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（13戦5勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5歳（2014年）

1月2日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた32戦目は、北陸・近畿地区交流特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（14戦5勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた33戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月23日、中8週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた34戦目は、万葉の里マラソン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部大地騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4月1日、連闘で迎えた35戦目は、北陸新幹線「かがやき」特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。