ソングライダー（2009年生、母ミスチバスペニー）

ソングライダー（2009年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋ライダー」。毛色は鹿毛。種牡馬のソングオブウインド（当時6歳）と交配したミスチバスペニーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）高山牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方25戦6勝2着9回。主な勝ち鞍は2013年の横手駅にSLがやって来るレース(一般B2六)。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月25日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

9月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた4戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したリバイヴエンブレムにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、カネトシデンファレに交わされて1馬身差の2着となった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったケセランパサランに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月8日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ダノンエンパイアにハナ差交わされて2着となった。

12月16日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプロヴォカーレを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月30日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスミデロキャニオンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2013年）

1月5日、連闘で迎えた12戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

1月13日、連闘で迎えた13戦目は、がんばろう東北（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のゴートゥザスタートに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、心をひとつに（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4月8日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月15日、連闘で馬体重を前走から12kg戻して迎えた16戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたアニーザスナイパー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のケイジーウィザードを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

5月13日、連闘で迎えた19戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、砂鉄川レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したノゾミカイザーにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月20日、連闘で迎えた20戦目は、盛岡商工会議所レディースカップ（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったイマジンジョンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中2週で迎えた21戦目は、葉山めがね橋レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（10戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアーサディールに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月24日、中1週で迎えた22戦目は、焼石岳賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月1日、連闘で迎えた23戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（11戦4勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた24戦目は、一般B2六（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（12戦4勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（13戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したシャイニータキオンにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月7日、中2週で迎えた26戦目は、一般B2十一（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイシノツバサを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて5勝目を手にした。

9月22日、中1週で迎えた27戦目は、横手駅にSLがやって来るレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマツマエザクラに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（15戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。