カネトシデンファレ（2009年生、母メディアウォーズ）

カネトシデンファレ（2009年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋洋蘭の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時8歳）と交配したメディアウォーズが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方26戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の一般B2五。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、兼松利男によって945万円で落札された。

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

7月14日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では目立つような脚を使えず17着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

10月20日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた6戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るソングライダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のアークライトに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月15日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマタケデヒアをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のナルセホマレに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2013年）

3月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた14戦目は、アジサイレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラブヘリテージを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

7月6日、中1週で迎えた15戦目は、岩泉町の街コン龍コンレース（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、キタサンアイドルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた16戦目は、いろはす賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイシノツバサを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月4日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（9戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベニバナビジンを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月24日、中2週で迎えた18戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（10戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（11戦7勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（12戦7勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクロワッサンを豪脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

10月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（13戦8勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた22戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、もりおか映画祭2013レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（14戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（15戦8勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月25日、中3週で迎えた26戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5歳（2014年）

4月30日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた28戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2十十一（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

7月15日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月25日、中0週で迎えた32戦目は、一般C2六七（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8月4日、中0週で迎えた33戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。