エアデルフィーヌ（1999年生、母セキノゴッド）

エアデルフィーヌ（1999年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋フランス女性名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時7歳）と交配したセキノゴッドが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦3勝2着2回。2004年のノースクイーンカップディアブロ賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、種田恵志によって1,270.5万円で落札された。11歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、緑園牧場によって105万円で落札された。

藪田辰己厩舎（園田）へ入厩。

4歳（2003年）

1月21日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、4歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は491kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトウカイアテネをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、4歳以上C9（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上C9（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブロンクスに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

5歳（2004年）

1月10日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた5戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

4月18日、中9週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月13日、中7週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

7月14日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、フェクダ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のビオトープに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月27日、中1週で迎えた9戦目は、当麻今摺米特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったセレブセレクションからクビ差の2着に甘んじた。

8月25日、中3週で迎えた10戦目は、JA帯広かわにし特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップディアブロ賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったグローリサンディから2馬身差の2着に敗北した。