アドマイヤフィズ（2013年生、母ゼマティス）

アドマイヤフィズ（2013年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋カクテル名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時6歳）と交配したゼマティスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方17戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の一般C1四五。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって2,100万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月9日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に敗れた。

3月20日、中9週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月12日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

7月24日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい13着に敗れた。

11月8日、中8週で迎えた8戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のメディアルナを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月8日、中3週で迎えた9戦目は、まかべまお記念絶対まおまお2016（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ラティウムに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

1月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったユアソングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた11戦目は、一般C2四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず4着に敗れた。

6月20日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、矢澤稔社長誕生日記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

7月25日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、一般C2六七（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアリオスに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月1日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイリュウアマゾンをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

9月25日、中2週で迎えた16戦目は、鉄道で楽しむ!ちばの旅賞（No.5）（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで止まることなく走り抜いたが、ミルグラシアスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のクインザクインをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

12月5日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

5歳（2018年）

4月10日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、スプリング賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

6月21日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデ戦のコアジサシ賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

7月24日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた22戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

8月9日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、じゃんけん勝負!ハートビールナイター（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた24戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、葉月賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。