オンワードダンク（2006年生、母オンワードビビアン）

オンワードダンク（2006年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋感謝（独）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のイーグルカフェ（当時9歳）と交配したオンワードビビアンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高橋忍。戦績は、中央平地8戦0勝2着2回、地方13戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2八九。

経歴

デビュー前

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月9日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のUAE賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

3歳（2009年）

1月10日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ガクニホシに交わされて2馬身差の2着となった。

7月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

7月26日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

8月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で懸命に走り抜いたが、チョウハイレベルに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを5馬身以上キープして、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4歳（2010年）

10月5日、約12か月半の休養明けで迎えた9戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、しながわ水族館☆ペンギン賞（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5歳（2011年）

1月12日、中2週で迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた13戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、スズヒメに3/4馬身交わされて2着となった。

5月10日、中8週で迎えた14戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで崩れずに走り抜いたが、ジーエスミステリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月6日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

7月12日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月13日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のパンパードリリーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6歳（2012年）

1月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、雪晴特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。