ジーエスミステリー（2007年生、母キサスキサスキサス）

ジーエスミステリー（2007年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサイレントハンター（当時14歳）と交配したキサスキサスキサスが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は戸田ゆり子。戦績は、地方17戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年のりょうけん座特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、戸田ゆり子から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、佐藤由佳によって210万円で落札された。同年、絵笛牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

森谷良臣厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2009年）

9月14日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は475kg。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、川本裕達騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3歳（2010年）

3月18日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川本裕達騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は川本裕達騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したツヨンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月19日、中3週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったシュネーリヒトを半馬身捉え切れず2着となった。

6月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて先頭に躍り出て、最後は2着のセンゴクムシャに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のジョイフルスキャンを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

11月29日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、杉並区特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた11戦目は、東京ウォーカー☆クリスマス賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

4歳（2011年）

2月2日、中5週で迎えた12戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた13戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。15着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた15戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

5月10日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオンワードダンクを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月27日、中1週で迎えた17戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のアイファースイーツに1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。