プリティフェアリー（1984年生、母ウメノサチヒメ）

プリティフェアリー（1984年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のボールドコンバタント（当時21歳）と交配したウメノサチヒメが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田正己。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、地方30戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は1987年の信濃川賞(A)。

経歴

デビュー前

鈴木忠俊厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（1986年）

7月1日、デビュー戦は渡辺正治騎手を鞍上に据えて、3歳（三条ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は434kg。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のシナノリツチに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月10日、連闘で迎えた2戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、3歳（三条ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のフレツシユスワローに3/4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

7月30日、中2週で迎えた3戦目は、大沢健司騎手を鞍上に迎えて、3歳（三条ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた4戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の朝顔特別イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオールダッシュから4馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（三条ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津野総夫騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のツカサタイガーに1馬身半の差をつけて優勝

9月22日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、3歳（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津野総夫騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で津野総夫騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津野総夫騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で津野総夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったオールダッシュから4馬身差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦の新潟ジュニアカップ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は森川一二三騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は津野総夫騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1987年）

4月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、3歳戦の桃花特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津野総夫騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月15日、中5週で迎えた13戦目は、3歳戦の水芭蕉特別（三条ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津野総夫騎手（8戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月23日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦の松浜特別（新潟(地)ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で津野総夫騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の新潟ダービー（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津野総夫騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の瀬波特別（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で津野総夫騎手（11戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカツノオーカンから5馬身差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の信濃川賞（三条ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で津野総夫騎手（12戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカイローズに3/4馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

8月18日、中5週で迎えた18戦目は、一般B2イ（三条ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で津野総夫騎手（13戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のクオリティジャパンに2馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

9月23日、中4週で迎えた19戦目は、3歳戦の北日本オークス（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で津野総夫騎手（14戦3勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったターブルキダから2馬身差の2着となった。

12月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

4歳（1988年）

1月17日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた23戦目は、高崎詠三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したヘルメスアンジェラを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

2月13日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高崎詠三郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高崎詠三郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた26戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた28戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月17日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上400万下の足立山特別（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月9日、中9週で迎えた31戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

10月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた33戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上400万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

12月31日、中6週で迎えた35戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、日刊スポ杯（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（1989年）

5月16日、約4か月半の休養明けで迎えた36戦目は、松原義夫騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のエビスホマレをクビ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月6日、中2週で迎えた39戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松原義夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた40戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた41戦目は、しゃくなげ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松原義夫騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた42戦目は、根ノ上特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったホクセイイチバンから4馬身差の2着となった。

9月10日、中1週で迎えた43戦目は、すすき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた44戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松原義夫騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた45戦目は、一文字菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。