クラリティスケール（2019年生、母エイシンカラット）

クラリティスケール（2019年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ダイヤモンドの透明度を表す評価基準のこと」。毛色は青毛。種牡馬のエイシンヒカリ（当時8歳）と交配したエイシンカラットが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平井克彦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって605万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

12月12日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

3歳（2022年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

5月15日、中7週で迎えた4戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したヴァーチュアスを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のリゼレインボーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月27日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

9月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月19日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したボルタドマールにクビ差届かず2着となった。

12月17日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢一樹騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

4歳（2023年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のサクラファシナンテを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。

5月6日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したモリノドリームを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月17日、連闘で迎えた14戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月3日、中6週で迎えた16戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

11月12日、中9週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた18戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

5歳（2024年）

3月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた20戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。