サクラファシナンテ（2018年生、母サクラプレジール）

サクラファシナンテ（2018年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+魅力的、魅惑的(西)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンジョーダン（当時12歳）と交配したサクラプレジールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡スタット。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

5月9日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月7日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい18着に敗れた。

4歳（2022年）

4月20日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマーベラスムーンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた4戦目は、なかしべつ乳製品賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のエースオブエースに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月19日、中1週で迎えた5戦目は、空港アクセスナビ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズロビンソンに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月9日、中2週で迎えた6戦目は、カルミア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のディーズエンバシラをハナ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

6月28日、中2週で迎えた7戦目は、匠の味!ほべつメロン特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスティールフェスタを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月12日、中1週で迎えた8戦目は、新ひだか夏まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（5戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビービーキングに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月27日、中1週で迎えた9戦目は、BTC創立31周年記念特別2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターオブフェアーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月24日、中3週で迎えた10戦目は、一般社団法人東京馬主協会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部龍騎手（7戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のツウカイアペックスをハナ差振り切って貫禄の8連勝を決めた。

9月14日、中2週で迎えた11戦目は、静内産ミニトマト太陽の瞳特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部龍騎手（8戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月29日、中5週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた12戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月19日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月17日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2023年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したクラリティスケールに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月1日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

2021年8月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月12日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

9月16日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月1日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

12月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6歳（2024年）

3月2日、中9週で迎えた22戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた23戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。