ナムラマープル（2004年生、母ブリランジャー）

ナムラマープル（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋アガサ・クリスティ作の推理小説に登場する探偵名より」。毛色は栗毛。種牡馬のニューイングランド（当時7歳）と交配したブリランジャーが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は秋田育成牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上D5一。

経歴

デビュー前

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

8月11日、デビュー戦は中村将之騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

10月17日、中9週で迎えた2戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上D5一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた4戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた6戦目は、谷川真生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

4歳（2008年）

1月2日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上D7一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D6二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたコホウシルバー決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月27日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上D5三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて最後はトップクレンリーと並んで8着同着となった。

4月2日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月16日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上D5三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、カルストンサワヤカに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上D5三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カルストンアルゴに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月8日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（6戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ティートリーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上D4四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上D5一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（8戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のパレスマドンナを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月24日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上D3一（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったタイキスラッガーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中3週で迎えた19戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上D1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた22戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上D3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。