バロンドール（2011年生、母バーミスキャット）

バロンドール（2011年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金の球（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時13歳）と交配したバーミスキャットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田陽介。戦績は、中央平地9戦0勝、地方8戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐々木雄二によって430.5万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

9月8日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月1日、中7週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3歳（2014年）

1月12日、中5週で迎えた4戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

4月5日、中7週で迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた7戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた9戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた10戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したイケイケヒカルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のベンディシオンをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

8月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したリゼタイムスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったセイントローズバドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月21日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したムスカバードに半馬身届かず2着に敗北した。

9月29日、連闘で迎えた16戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったサンファーゴに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中2週で迎えた17戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。